植物との関係性
私たちは外空間と植物との関係性を大事にしています。町を歩いていると「なんかここいいよね」と思う空間には植物があります。
外周を大きく囲ってタイルや石の素材で堅牢に魅せている外構がありますが、それだけだとなにかもの足りないというか、、、もったいないなと思ってしまいます。構造物だけのカッコよさには飽きがくると思うのです。
「いつも心地良いトコロ」には植物があるのではないでしょうか?
植物は私たちの心を豊かにしてくれます。
風情・情緒
枝や葉に太陽が当たれば床に影を落とし、
雨が降れば葉にツヤを与え、
風が吹けばソヨソヨと葉のこすれ合う音がする
季節と共に変化する葉の色
落葉した樹の佇まい、、、
そこには風情や情緒があります。
気象条件を味方につける
・植物にとって
雨、風、光、気温の変化はなくてはならないものであり、時にはそれに耐えなくてはなりません。
・見る人にとって
雨、風に耐える姿、新緑の生き生きとした躍動感、木漏れ日の納涼感といった、家の中では感じられない感覚が外空間にはあります。
それは、外空間にある生き物だからこそ感じることができるものだと思います。
小さな植物からはじめる
必ずしも多くを植える必要はなく、低木1本からでもよいと思います。
たとえば、シンプルなコンクリートベースな外構にシャープな葉が特徴な植物を一株植えるだけでも別空間になります。
1本だからこそ、適切な場所と適切な植物を考えて植栽する必要がありますね。